大雨時の外国人市民の声@「コスモにほんごサロン」

大雨時の外国人市民の声

「コスモにほんごサロン」で聞かれた大雨時の外国市民の声

2023年6月2日から3日にかけて越谷市は観測史上最多となる大雨を記録しました。
6月7日に開催した「コスモにほんごサロン」では、越谷市総合防災ガイドブックを配布し、大雨台風災害をトピックにし、その日をどのように過ごしたのか、どのように情報を得ていたのか等を話し合いました。

テレビの日本語が難しい、情報が得られない

外国人市民の様々な声を聴くことが出来ました。

  • 中国にも台風は来るので心配はしていなかったが、外に出られない、備蓄がない、水しかないという状況であった。
  • テレビから情報を得ようとしたが、日本語が難しい。中国語の字幕がない。災害時の情報が得られない。
  • 日常生活では、公共交通機関を利用していない。台風など災害時、交通機関に支障が出たとき、どのように自分が行動したらよいのかわからず、心配だ。
  • 帰宅時、危険と思い自転車を駐輪所へ置いたまま帰宅した。途中、傘が困れるほどの風に会い、合羽を購入した。
  • 断水がおきたらと考えとても怖かった。非常食を蓄えておかないといけないと思った。非常食も日本語が読めるか心配。
  • 道路が冠水し、歩く道がわからなくなった。前を歩く人について帰宅したが、途中からスマホで道順を調べ帰宅できた。
  • 天気予報のアプリには情報がなかった。
  • 雨風が強い間は外に出ることができなかったからか、近隣の子どもがうるさく困った。道にはガラスなどが割れていた。台風を初めて経験した。

 

地域のにほんごサロンで協力関係を

台風が頻繁にくる母国出身者もいました。
しかし、大雨に関する情報を十分に得られず、災害についての心構えがない外国人市民も多いように思えました。
自ら身を守らなくてはいけない、そのために今すべきことを伝える必要があるように思えます。
大雨が降る。
川が増水する。
道が冠水する。
トイレなどの下水の流れが悪くなる。
外に出られなくなるので、食料を買っておく。
自分の避難場所はどこか確認しておく。
こういった大雨に関する情報や危険と思われること、対策方法を地域のにほんごサロンにて、日本人市民とともに話すことで外国人市民と協力関係が生まれるように感じました。

大雨時の外国人市民の声をにほんごサロンで

 

「日本語サロン」は水曜日に開催しています。
2023年5月~7月の日程詳細はこちらでご覧ください。

 

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