映画「マイスモールランド」上映会が終わりました
埼玉県に住むクルド人の高校生サーリャを主人公に、クルド難民の家族を描いた映画「マイスモールランド」の上映会に、20名ほどの参加者が集まりました。
クルド人の父親が在留不許可となったことで、主人公の高校生の生活は一変します。
上映後の参加者の感じ方
参加者からは
・父親が不在の状況で、子どもたちはこれからどうなるのか
・昔、仕事でバグダッドにいたときに迫害を受けていたクルド人を思い出した
・在留不許可は法的には、仕方がないことだ等
等、様々な感じ方があったようです。
映画を通じて、難民の問題に気が付くことで、多文化共生の一歩になればと思います。
観覧募集時のお知らせ詳細
クルド難民の家族を描いた映画「マイスモールランド」上映のお知らせ
(一社)多文化共生コスモ越谷では、2023年5月28日(日)に映画「マイスモールランド」を上映します。
クルド難民の家族を描いた内容です。ぜひ、ご覧ください。
映画のあらすじ
埼玉県に住むクルド人のサーリャ、日本人と変わらないごく普通の高校生活を送る17歳だ。ところが、あるきっかけで日本の在留資格を失い、このごく普通の生活が奪われてしまう。
サーリャが日本に居たいと望むことは「罪」なのだろうか。
難民に関心を持とう
「マイスモールランド」はクルド難民の映画です。クルド人は「国家を持たない世界最大の民族」と呼ばれ、埼玉県には2000人ほどのコミュニティが存在します。しかしこれまでに難民認定された例は無いに等しいのが現状です。
2020年のデータですが、ドイツが約42%、アメリカが約26%、カナダが約55%という難民認定率に対し、日本は1%程と、諸外国に比べて極めて低いことは、日本国内ではあまり知られていません。
今後、「出入国管理及び難民認定法」の改正により、日本語しかできない子どもたちが、両親の国へ帰される可能性もあります。
難民の人たちは、自国で迫害の恐れや危険があり、自国へ帰れない人たちです。
国際社会の中で私達日本人が日本での難民問題を知る、「マイスモールランド」はその機会が得られる映画です。
知らないだけで、難民は意外と身近にいます。
上映の日時と場所
日 時:2023年5月28日(日)受付開始13時30分 上映時間14時~16時
場 所:越谷市 男女共同参画支援センター「ほっと越谷」
(東武スカイツリー北越谷駅下車 東口正面)
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参加費 1,000円 但し当団体の会員は無料(当日受付)